最近話題になっているグリーンツーリズム。「都市と農村との交流を目指す活動」などと言われますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。
グリーンツーリズムにはさまざまな理念、目的がこめられています。都市文化の進展によって自然との接触を失いつつある現在、農村との触れ合いを通して自然をより密接に感じようという目的や、あまりにも忙しく、時間に追われている生活から離れ、自然に囲まれたスローライフを楽しむという目的など。日常生活から離れて生活環境を見直すといった意味合いがまずあります。
それから日本ではレジャー色を強めた取り組みが多くなっています。指摘されている都市部と農村部との経済的な格差、過疎の問題などを解消する手段として観光客を多く呼び寄せるといった面です。また、若者の農村志向の高まりにも注目が集まっているように、次世代の農業の担い手を生み出すという点にも注目が集まっているようです。
政府でもグリーンツーリズムの振興を目指し、「グリーンツーリズム特区」を認定するなど、積極的な推進を目指しています。また、旅行会社でもグリーンツーリズムをメインの目的としたツアーを設定するところが増えており、関心は年々高まっている状況です。
その反面、農村の側の受け入れ態勢の不足や、単なるレジャーに終わってしまい、本来のグリーンツーリズムの目的にはそぐわないという問題も発生しています。わが国で今後どのように発展していくのか、環境面の整備の重要性も指摘されています。